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特に漫画を集めているつもりがなくても、おもしろいと感じた作品を購入しているうちに、どんどん増えてしまうということもあるでしょう。そのような場合、どこかの段階で断捨離をしないと困った事態になりかねません。収納しきれなくなる前に、なるべく早く着手したほうが良いでしょう。そこで今回は、漫画の断捨離を成功させるコツについて詳しく説明していきます。
トランクルームを探す断捨離を検討するにあたり、まずは所有している漫画の冊数を把握する必要があります。規則性もなく、本棚や別の場所などに雑然と置いているだけだと視覚的に分かりにくいです。すべてを一度テーブルの上などに出してカウントしてみましょう。そのうえで、適切な量を検討することが重要なポイントです。部屋に収納できる冊数を上回っていないか検証することがスタートになります。さらに、どの程度まで減らせば本棚に余裕が生まれるのか考え、それをゴールとして設定するのです。こうして収納の許容量と現時点の所有数を照らし合わせて、断捨離が必要な冊数の目安を決めます。
断捨離する冊数の目安を設定したら、次は仕分けを行うステップです。ここでは、捨てる漫画と残す漫画を選ぶときのコツを具体的に解説します。
断捨離で大切なのは、現時点で必要かどうかという基準です。漫画に関しても同様であり、たとえ過去に大好きだった作品でも、もう読みたいと感じないなら処分の対象になります。そう言われると、また読みたくなるかもしれないと反論する人もいるでしょう。このような可能性まで考慮すると、ほとんどの漫画を捨てられなくなってしまいます。状況を改善したいなら、未来の自分ではなく、現状の自分にフォーカスしなければなりません。そのうえで、本当に読みたいと断言できる漫画だけを残しましょう。
手放した後も読める手段があると、心置きなく断捨離をしやすくなります。電子書籍が普及しており、既存の漫画も次々と電子化されているのが実情です。すでに電子書籍版がリリースされている漫画の場合、紙媒体を処分しても、スマホやタブレットを使えば時間や場所を問わずに読めます。それだけでなく、漫画喫茶で読むという手段も残されているのです。これらを考慮すると、多くの漫画は捨てても良いという判断になるでしょう。紙媒体で手元に残しておく必然性があるもの以外は、断捨離の対象に分類されます。
買っただけで読んでおらず、いつか読もうと考えている漫画があるなら、それらはすべて断捨離しましょう。衝動買いした漫画は、冷静になると読みたいかどうか分からなくなり、結局放置してしまうケースがよくあります。いずれにせよ、現時点で未読であれば、将来的に読もうとしない可能性が高いです。読み始めた後に中断している漫画も同様であり、未読のページが残っている時点で、もう関心を失っていることが分かります。どれも今後の自分には不要なので、所持しているだけで満足してはいけません。
断捨離では思い切りの良さが必要ですが、捨てる漫画と残す漫画を分けているうちに、やはり迷ってしまう人もいます。悩んだ末に処分すると、それが絶版になって後悔する可能性もゼロではありません。したがって、お気に入りの漫画や貴重な漫画は、無理やり捨てなくても大丈夫です。判断が難しい分は一時的に保管して、時間を置いてから本当に必要かどうか再検討しましょう。もし自宅に収納しておけるスペースがないなら、トランクルームを活用するという手段もあります。
漫画の断捨離は、所有数を踏まえたうえで処分する冊数を決めます。そして、捨てる漫画と残す漫画を分けていき、どうしても処分できないものが多ければ、一時保管のためにトランクルームを活用することも有効な手段です。最終的には、すべての漫画に関して必要かどうかを見極め、断捨離によって部屋を快適な空間にしましょう。