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北府中駅(東京都)の地域情報

北府中駅は、武蔵野線始発駅である府中本町駅より、一つ先の駅です。橋上駅舎の形を取っており、地上の改札を出た目の前には府中街道が線路に平行して走り、右手には東芝府中事業所があります。事業所を越えると、そこそこの広さの無料駐輪場があります。
付近には府中刑務所、府中中央公園、府中市民球場などがあります。府中刑務所では、11月3日の文化の日に文化祭が開かれ、作業所内で作られた家具の販売などが行われ、多くの人が訪れます。
府中中央公園では、噴水や小川で遊ぶ子供らの姿が見られ、憩いの場として人々に親しまれています。
また、夏の甲子園の西東京予選が行われる府中市民球場では、大変な盛り上がりを見せます。
この北府中駅は、元々は1910年に国分寺－多摩川駅を結ぶ東京砂利鉄道が開業した路線の途中に位置していました。しかし、東京砂利鉄道は鉄道省に買収され、中央本線貨物支線として営業されるも、廃止。1934年に国分寺－東京競馬場前駅を結ぶ中央本線支線（下河原線）の中間駅として設けられた駅であり、競馬が開催される日以外は貨物線として使われていました。
多少の不便さは残りますが、府中と国分寺を繋ぐ駅として愛されています。